同窓会がきっかけで増毛を始めてみたけれど

SNSが普及したことにより、いろいろなことが変わった。その一つが、以前より昔の同級生と連絡がとりやすくなったことだ。
年代を問わず同窓会が流行しているのも自然な流れだ。その同窓会をきっかけに、増毛を始めた男性がいる。
50代前半で、仕事はフリーランスのファイナンシャル・プランナー。「同窓会にせよ仕事にせよ、接する相手とは若々しい印象で向き合いたいですよね」と語る。
休日はゴルフに励み、今後は登山や資格取得にもチャレンジしたいというアクティブな男性。「元気があればなんでもできる」と語る男性の、増毛開始に至るまでの経緯を聞いた。

自分の薄毛にショックを受ける40歳

ファイナンシャル・プランナーという仕事柄、顧問先に出向くことが多い。出向いた先で食事することもよくある。
その日もいつもと同じように顧問先に行き、その近くのショッピングセンターでランチした。そのあと、ショッピングセンターのトイレに行ったが、照明が大きく、とてもまぶしかったのを覚えている。
自宅の鏡では後頭部を見る機会はあまりない。照明の明るさもそうだが、トイレの鏡は大きく、後頭部も鮮明に見えた。
「地肌が透けて見えるな…」そう感じ始めた瞬間だった。

薄毛の気になり始め

当時、40歳。今から10年くらい前のことだ。
薄毛に急に気づいたわけではない。思い返してみると、薄毛が気になった出来事は他にもあった。
年に数回利用する高速パーキングエリアのお手洗いには多面鏡があり、いつもそこで、自分の後頭部の髪をチェックしていた。立ち寄るごとに髪の変化が目に見えてわかる。
年々髪が薄くなっているなとは思っていたが、ある年、とうとう僕は衝撃を受けた。
「こんなに髪が減っているのか!」
想像以上に、髪の毛量が少なくなっていたのだ。

薄毛は仕事にも影響する!?

問題はプライベートだけではない。
僕はよく、仕事につながる研修会を開催する。もちろん研修会では人と話す機会が多い。あるとき、冊子を手に取ると、数年前の自分の姿があった。
「だいぶ老けたな」
ぼんやりそう感じた。
それからは「今後、この薄毛のせいで依頼される仕事も減ってしまうのではないか」という不安に陥った。
子供たちは気にしていないようだが、妻は「だんだん髪が薄くなってきているわよ」とチクチク言ってくる。
45歳から、とうとう医薬品の育毛剤を使用し始めた。最初は効果があるように思えたが、数年使用した後、育毛剤だけでは思うように髪を増やすことができないことに気づいた。もともと育毛剤は髪の毛を生やすためにあるものではなく、髪を育てるために抜け毛を防ぐものだと知った。

同窓会をきっかけに、増毛を考えた50歳同窓会

そして、50歳の節目を迎えた。
しばらくして中学校の同窓会の案内が届いた。

当時、好きな子がクラスにいた。今はその子に特別な感情はもちろんない。でも、今でも若々しい自分を見せたいな。
そんなことをぼんやり考えながら車で仕事先へと向かっていると、ラジオからCMが流れてきた。CMに出演している奥さん役の人が、ご主人に「薄毛に悩んでいるのなら、こういうカツラがあるわよ」と言っていて、妻と自分の姿が重なった。
CMで奥さんが紹介していたのは地毛に編み込んで装着するカツラだった。あまり聞いたことがなかったが、印象に残り、検索してみた。インターネットの情報からも、他のウィッグメーカーにはない独自性を感じた。

いよいよ、増毛スタート!想像以上の自分に

僕の仕事は夏になると忙しさが少し落ち着く。そのタイミングを狙い、CMで知ったカツラを使用し始めた。
カツラを使用する前は、毎朝鏡で髪のボリュームの少なさを見ては落胆していた。仕事でも集まりがあるたび、後ろに座っている人が自分の薄毛を見ているのではないかと心配で仕方なかった。
そんな悩みや心配が、カツラを使い始めてから消えた。
ゴルフ

ゴルフは僕の趣味。プレー後にゴルフ場のお風呂に入るのは格別だ。お風呂でカツラをはずす手間やはずれる心配がないのは、自分の中でとても大きい。
僕はフリーランスなので定年退職制度はない。だから、仕事をもらい続けるために、見た目の清潔感や若々しさも大切だ。編み込むタイプのカツラをすると、自分の若々しさを実感する。自力で、自分自身のイメージを守れたという自信も生まれる。

そして、いよいよクラス会。当時好きだったあの子も参加していて2人だけで話すこともできた。そのときは、既に自分のヘアスタイルに対してポジティブになっていた。

明日も明後日も、前向きになれるということ前向き

気持ちはどんどん前向きになる。使用しているカツラは家族からの評判も良く、今後の人生でやりたいことが増えた。
髪と向き合うことは、仕事やプライベートを充実させるために欠かせない。そう実感しつつ、鏡の前でヘアスタイルを整える。今、僕は充実した人生を送っている。その嬉しさをかみしめながら。