育毛に必要な成分ノコギリヤシとは

大量の薬やサプリメント

育毛のためには医薬品を使用するのが一般的です。一方で、植物など天然の素材で作られた育毛薬も存在します。アメリカ原産の植物「ノコギリヤシ」の成分が含まれたサプリメントもそのひとつです。身体への悪影響が少ないことから注目を集めているため、このノコギリヤシについて気になっている方は多いかもしれません。こちらでは、ノコギリヤシの概要や作用の仕組み、摂取すべきタイミングや服用に注意が必要なケースについてお話しします。ノコギリヤシのサプリメントを購入しようとしている方はぜひ参考にしてください。

ノコギリヤシとは?

ヤシの葉

ノコギリヤシはアメリカ東部に生息するヤシ科の植物です。「ノコギリパルメット」「ソーパルメット」といった名称もあります。最大で1m程度に成長するノコギリ状の葉からその名前がつけられています。

ノコギリヤシは古くから薬草として知られている植物です。特に、果実は良質の脂肪酸を多く含んでいることから広く活用されています。とりわけヨーロッパでは、さまざまな予防薬の原料として一般的です。

前立腺肥大症の改善効果が認められており、長らく予防薬として使用されてきました。近年ではそのほかにもさまざまな効果が確認されています。薄毛の改善効果もそのひとつです。

あくまで薬草であり医薬品ではないため、薄毛の改善につながるという科学的な根拠は得られていません。薄毛の改善効果についてはさまざまな意見があります。一方で、目立った副作用がないため安全に薄毛を治していきたい方にはおすすめです。一般的にはサプリメントとして提供されています。

ノコギリヤシの作用

ノコギリヤシが5αリダクターゼを抑制し抜け毛に及ぼす影響の図

AGA(男性型脱毛症)のひとつの原因と考えられている成分が「ジヒドロテストステロン」です。毛乳頭細胞の受容体にこの成分が作用すると、髪の毛を生成するための細胞分裂が抑制されるため、薄毛につながってしまうのです。ジヒドロテストステロンは、「5αリダクターゼ」という酵素と「テストステロン」という男性ホルモンが結合することによって生まれます。

ノコギリヤシに含まれる「オクタコサノール」「ステロール」といった成分には、5αリダクターゼの生成を抑制する作用があると考えられています。これが「ノコギリヤシによる薄毛改善効果」の理由です。ただ、この作用に関する科学的根拠はまだ得られていません。

一方で、ノコギリヤシにはストレス改善効果や血行の改善効果も確認されています。これらの効果が、間接的に薄毛改善につながっているという声も多いようです。副作用もほとんど無いことから、サプリメントなどで意識的に摂取していくことがおすすめです。

ノコギリヤシの副作用は?

副作用

薄毛治療に使用されることが多い医薬には、血圧異常、肝機能障害といった副作用が確認されています。こういった副作用がないこともノコギリヤシが薄毛予防薬として普及している理由のひとつです。しかし、副作用がないからといってあまり摂取量を多くすることは推奨されていません。摂取量が多すぎると、以下のような身体の不調が起きることがあります。

● 頭痛

頭痛に苦しむ男性

人によってはノコギリヤシが体質に合わないケースがあります。こうした方がノコギリヤシを過剰摂取すると頭痛を起こしやすいようです。

● 腹痛

腹痛でお腹を押させる男性

ノコギリヤシは脂質が豊富です。そのため、過剰摂取すると脂質によって胃痛・腹痛を起こすことがあります。

● 下痢

下痢で苦しむ男性

ノコギリヤシには便通を改善する効果も確認されています。ただし、過剰摂取すると、下痢を起こしやすくなってしまいます。

ノコギリヤシに関する研究では、1日300mgの摂取量で効果が見られることがわかっています。十分な研究が行われているわけではありませんが、この「1日300mg」という摂取量がひとつの目安であると言えます。

サプリメントでノコギリヤシを摂取

サプリメントと水

上述したとおり、ノコギリヤシを摂取する一般的な方法はサプリメントです。ノコギリヤシの成分のほか薄毛に有効な成分が多数配合され、飲みやすいカプセル状になっています。身体の不調を避けるため、上述した摂取量の目安を守りましょう。

サプリメントの効果を最大化するためには服用するタイミングも大切です。通常はサプリメントパッケージに服用回数、タイミングが記載されていますが、ない場合は朝晩の1日2回摂取するのが一般的です。時間を空けて服用すれば、効果が長く身体の中で持続します。

ノコギリヤシは油に溶けやすいため、適度に脂質が含まれる食事と一緒に接種するのが最適です。ただし、ノコギリヤシ自体にも脂質が含まれるため、気分が悪くなるほどの摂取は避けましょう。消化酵素が活動的になるのは食後のため、朝食後、夕食後の30分以内にサプリメントを摂取するのが理想です。

もし夕食後に摂取することができなかった場合は、就寝前に摂取しましょう。睡眠中は新陳代謝が活性化されるため、食後と同様に服用に適したタイミングです。

こんな人はノコギリヤシ摂取に注意

注意を促す医師

一部の方はノコギリヤシサプリメントの摂取に注意が必要です。以下では、ノコギリヤシ摂取に注意していただきたい人の例をご紹介します。

● AGA治療薬を服用している人

薄毛改善のために治療薬を服用している場合、ノコギリヤシのサプリメントを使用するのは控えたがほうがいいかもしれません。治療薬に含まれているノコギリヤシと同様の効果を持つ成分の間で競合が起きてしまう可能性があります。AGA治療薬とノコギリヤシサプリメントの併用を考えている方は、自己判断で服用せずに医師に一度相談しましょう。

● 抗血小板薬・抗血液凝固薬を服用している人

抗血小板薬・抗血液凝固薬は、血液をさらさらにして血流を良くするための薬です。ノコギリヤシにもこれらの薬と同じ効果があります。そのため抗血小板薬・抗血液凝固薬とノコギリヤシを併用すると効果が過剰に出て、出血が止まりにくくなってしまうことがあります。

● 未成年

ノコギリヤシはホルモン分泌に影響を与えると考えられています。そのため、ホルモン分泌が成長過程にある未成年の人は慎重に服用しなければなりません。ノコギリヤシの服用が日常的になると、身体が「ホルモンを分泌しなくてもよい」と判断してしまいます。服用をやめたときに、ホルモンが足りなくなってしまうケースがあるのです。

亜鉛との併用

亜鉛のイメージ

亜鉛はノコギリヤシと同じように薄毛の改善効果が期待できる成分です。相乗効果を期待して、亜鉛とノコギリヤシを併用している方もいるようです。亜鉛とノコギリヤシを両方とも配合したサプリメントもあります。

具体的には、ノコギリヤシの5αリダクターゼを抑制する働きと亜鉛の毛母細胞を刺激する働きの相性が良いと考えられています。ただし、この相乗効果も医学的に根拠はありません。

もちろん、どちらも毛髪にとって有益な成分であることは確かです。医学的な根拠が無い以上、大きな効果は期待できませんが、併用を続けていくことで薄毛が少しずつ改善されていくことは十分に考えられます。

まとめ

育毛効果が期待できるノコギリヤシについてご紹介しました。有用性の証明は現在のところ十分ではありませんが、なによりの魅力は「天然由来の薄毛予防薬である」という点でしょう。身体に悪影響がない薄毛治療薬・育毛薬を探している方におすすめです。ノコギリヤシのサプリメント自体はクリニックに行かなくても入手できます。ドラッグストアやインターネット通販でも展開されていますので、興味がある方はぜひ試してみてください。

参考URL

https://www.angfa-store.jp/ITEM/SPNGY000A1
https://ogaland.com/item/noko
https://ameblo.jp/ea1ume/entry-12347848625.html
https://futsugou2.jp/hair/1187
https://www.hairdoctor-men.com/nukege/3927/
https://www.hairdoctor-men.com/hair_care/3947/
http://www.sukikan.jp/miseinenn.html
http://xn--20-df3cs21io20a.jp/?p=2543

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