薄毛が理由で仕事を変えた。希望を託した植毛では失敗。そんな彼が増毛して

現在58歳の男性は、30を過ぎた頃から薄毛が気になり始めたという。育毛剤、植毛、更には金具式のカツラなどさまざま試してみたが、悩みは深刻になる一方…。薄毛のせいで、仕事さえ変えざるを得なかったそう。

そんな男性を救ってくれたのが、編み込み式のカツラ。このカツラに切り替えてから、普通の人と変わらない生活ができるようになったという。

薄毛に振り回された彼の人生を辿る。

薄毛に悩み、外向的な自分でいられなくなる苦悩の現実

シャンプー

私が薄毛に悩み始めたのは、ちょうど30歳を超えた時。シャワーを浴び髪の毛が濡れた状態で鏡を見ると、頭頂部の方が明らかに薄かった。薄毛の原因は未だによく分からない。当時は寮で暮らしていたため、ストレスもなく、ご飯もしっかり食べていた。唯一の悪い習慣といえば、タバコだけ。昔からよくパーマをかけていたため、もしかしたら頭皮に負担がかかったのかもしれない。

一気に抜け毛が増えたのはもちろん、同時に髪の毛の質も変わってしまった。もともとしっかりした髪質なのだが、気付いたら細くなっていた。

「このままだと、やばい」

そう思った私は髪の毛が増えることを期待して、まずは育毛剤で対策を打つことにした。毎日、朝と夜にしっかり育毛剤を頭に塗ったのだが…何も変わらなかった。多少は抜け毛が抑えられたような気もするが、髪の毛が増えることはなかった。

悩み

薄毛が進行していくにつれ、悩みはより深刻化した。

子供の頃から人と接するのが大好きだったのに、人と話すこと自体が嫌になってしまった。普通に会話をしている分には良いのだが、どうしても「相手の目線がなぜか上のほうにいっている」「相手は頭の方ばかり気にしている」と感じてしまう。会話中にそっちの方に意識がいってしまい、楽しめなくなった。

だからこそ私は、自分の殻に閉じこもってしまったのだ。ずっと部屋に閉じこもり、人との接触をなるべく避け、必要な買い物以外は家を出なかった。

頼みの綱の植毛で、頭皮がより酷い状況に陥って…

医者

限界を感じていた私に希望を与えてくれたのが、植毛だ。35歳になった私は、初めて人工毛植毛に挑戦した。だが、植えた人工毛を体が異物と認識し、頭皮がボロボロになりかぶれてしまった。せっかく植え込んだ毛は全部抜き取り、治療に専念することに。120万もかけたのに、全てが無意味だった。プラスにしようと思って取り組んだものが、むしろ、マイナスに…。

当分スキンヘッドで過ごしたが、頭の皮膚はもちろんかぶれた状態。バンダナを付けて頭を隠し、毎日過ごした。そして、もともとホテルのサービス業に就いていたが、人と接することのない工場の仕事に転職した。

だが、そんなある日、私は職場でとある広告を見た。それは、金具式のカツラのもの。とりあえず費用面などについて聞いてみようと思い相談しに行ったのだが、いきなりカツラを紹介された。自分は相談しかするつもりはなかったのに、向こうは購入を前提に話を持ってきたのだ。金額的に安くなかったが、そのメーカーは有名だし大丈夫だろうと、結局購入に至った。

薄毛に悩む自分はもういない。「自分らしさ」を取り戻すことができたのは

TRY

これで悩みが解決されると思いきや、そんなことはなかった。値段の割に、そのカツラは明らかに被り物。地毛との境目がはっきりしていた。「これではだめだ。もっと自然なものはないのか」と思った私は、他のメーカーを探してみることにした。

そして辿り着いたのが、編み込み式のカツラ。地毛とカツラを編み込む増毛方法だ。いざ話を聞きに行ってみると、見た目がすごく自然で、自分に一番合っているスタイルだと思った。このカツラであれば、職場で体を動かしても外れる心配はない。

編み込み式のカツラに切り替えてから7年経ち、今はもう57歳。気持ちが明るくなり、普通の人と変わらない生活ができるようになった。金具式のカツラを使っていた時は、「カツラだってバレていないかな?」という不安があったが、そのような心配も今はもちろんない。

引きこもっていたあの時の自分は、もういない。薄毛が気にならないからこそ、スパに行くなど外に出る機会が増えた。

ちなみに、増毛してから私は飲食店に転職した。やっぱり、サービス業が一番好きなのだ。増毛したおかげで、自分らしく大好きな仕事ができるようになった。

薄毛の悩みがなくなるだけで、人の性格や行動は変わる。「普通でいられること」がどんだけありがたいことか。辛い経験を乗り越えた今だからこそ、身に染みて分かる。

シェアする
いいね!1つ星 1
読み込み中...