逆転の発想で乗り切る!増毛するタイミングこそ、髪を短くすべし。

フェスで踊る女性

短いヘアスタイルがよく似合う。

聞けば「増毛したときに、短髪にしたんです」と教えてくれた。

以前は、薄毛を気にして少し長くしていたと言うから驚くばかりだ。本人も「最初は違和感があったけど、みんながいいよねって言ってくれて」と嬉しそうに笑っている。

30代半ばで薄毛に気付き、親友の一言が決定打。なんとかしようと試みたが、心が折れる出来事が襲う。でも、それを乗り越えたとき、頑なであったカミングアウトさえも、「今なら…できるかもしれませんね」と笑う。

増毛とともに訪れた心境の変化を、ゆっくりと口にし始めた。

気になる頭部への視線と不摂生

増毛をして良かったことの一つに、大好きなライブを野外でも思い切り楽しめるようになったことがある。髪が薄かったときは、何より濡れるのが嫌だったし、雨は天敵。真夏でも帽子を被っていた。写真なんてもってのほかだ。

そんな自分が、はじめて薄毛に気付いたのは35歳ごろ。転職のため、身だしなみを整えに行った美容院で、育たない毛があることを知ったのだ。おでこに産毛のような毛があって、いつも「邪魔だな」と思っていたから剃ってもらっていたけれど、おでこがどんどん後退していく。それがM字の退毛だということに、最初は気付いていなかった…

髪が薄い男性の頭部

鏡を見るにつれ、日に日に髪が薄くなっていくのを肌で感じた。同時期にあった中学時代の同窓会でも「ずいぶん変わったね」と、イジられる始末だ。皆の視線が頭部にいっていることが明らかにわかり「これは、やばいかも」と思い始めると、もう気になって仕方がなかった。

思い返せば、原因が浮かぶ。遺伝的要素に生活習慣の乱れ。タバコも吸えば、夜中にラーメンを食べて、すぐに寝ていた。くせっ毛でストレートパーマをかけていたことも影響したのか…さまざまな思いが頭をよぎる。

「ちゃんと来ていないから効果が出にくいんです」

そんなとき、決定打があった。親友とファミレスに行ったときのことだ。トイレに立った親友が戻ってきて「お前ちょっと…やばくなってない」。その一言が、本当に響いた。自分でも気にしていたので「なんとかしなきゃ」という行動につながった。

当時読んでいたお笑いタレントの書籍の中に、とある「育毛シャンプーで髪が復活した」と書いてあった。実際に施術にも行くと「さらに効果が出た」とも。まずは、同じ製品を量販店で購入したが効果がなかったので、その書籍で紹介されていた店舗へ足を運ぶことにした。

そこでは施術もしたし、シャンプーもサプリもまとめて購入した。だが、やっぱり変わらない。予約をしても行けないときが増えてしまうと、担当者から「ちゃんと来ていないから効果が出にくいんです」という言い方をされてしまった。

サプリ

すると、どんどん嫌になった。行くのも面倒で一旦はやめたものの、時間が経つと抜け毛が、またひどくなる。今度は「ちゃんとやろう」と決意して、再び同じところに通ったが、髪が蘇っている感覚もないまま、やっぱりやめることにした。

短髪にすると「増毛した」と気付かれない!

それから2年が経っただろうか。ネットで見かけた増毛が「良さそうだ」と感じて、資料請求をしてみた。付属のDVDを見ると増毛をしている人が普通にお風呂にも入っていた。早速、説明を聞きに行ったが、そのときはそこが得意としている編み込みタイプのカツラをつけることよりも、目立たないように、バレないように増やしたいという気持ちが強かった。

だから、説明を聞いた後、一度は帰宅をしたものの、すぐに無料体験をしに行っていた。そこで、思いがけず「短いほうが似合いますよ」と言われたのだ。

当時は、髪が薄いこともあって少し長くして、おでこを隠すようなヘアスタイルにしていた。担当スタイリストの言葉にも半信半疑だったが、実際に短いものをつけてみたら、すごく変わったことには驚いた。さらに、人にバレるのはどうしても嫌だったから、それも相談の上で「短くても大丈夫」と言ってくれる。

実際に、体験のウィッグを着けたまま出社したときには「くせっ毛がすごいから、短くしたほうがいいって美容師に言われた」という感じでスタイルチェンジの理由を話してみた。すると、会社のみんなからも「いいじゃん!」「そのほうが清潔感もあるしいいよ」と褒められた。

仲の良い男女がこっちを向いてOKしている様子

自信がもたらす「カミングアウト」への心境

今だから言えることだが、実は編み込み式のカツラをつけるときは、不信感もあった。編み込んだウィッグを自分で外すことができないからだ。

「これをつけたら逃げられないじゃん」

それでも実際に着けてみると、いい意味で裏切られたくらいに思えたスタイルの出来栄えに驚き、すぐにそれは消えていった。

今は会社員だからできないけれど、将来的にはすごく短くしてもいいと思うようになった。だから髪を維持したいというよりも、それまでの時間を楽しく過ごすために投資するのもいいだろうという考えに変わっていた自分に気付く。

「将来は短くしたい」「増毛しても出来ますよ」なんて気兼ねなく話すことが出来た担当スタッフと信頼関係が作れたのも良かったのだろう。

編み込み式のカツラをつけて、約7年になる。いずれは、会社から独立をしてスーツを着ない生活を送りたいという夢があるから、そのときに、スーツじゃなくても似合う髪型を、担当スタッフと一緒に考えていけたらいいなと思う。

それに…今だったら「増毛しているんだよね」と言える感じが芽生えてきた。きっかけは些細なことだが、増毛をしているのに「髪の毛が薄くなってきてさ」と友人に話したら「心配ないって。今は増毛の技術もすごいらしいし、俺だったらそうするよ」って言ってきた。これには、本当に驚いた。

友人も気付いていないのだ。そういえば今の部署でも短髪が話題になることがあるが、周囲には絶対にバレていない…

そんな密かな快感を味わう日々も、悪くないと思っている。

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